小平つかさ 命日に

★命日に…★
【泣いた分だけやさしくなれます
    笑った分だけ幸せになれます】
昨日は東京から長野まで3時間で着く予定が事故で12時間かかりました…
長野にあるサロンに少し顔出して、そのあと実家に帰りました。
今日は、祖母の命日です(人´Д`)
祖母が亡くなって9回忌を迎えます。。。
祖母が亡くなったその2日後、祖母のお葬式でした。
あの日の事は一生忘れない1日になりました。。。
くしくもその日は私の誕生日だったのです。
大好きな祖母のお葬式が私の誕生日と重なりとても複雑な日でした。
前夜に、父に祖母のお葬式の弔辞を頼まれました。
「お前しかまともに文章書いて読める人いないから頼んだぞ」って。
大役を任されました。
葬式前夜、「通夜」といって線香の火を葬儀まで切らさないように見守らなければいけない
最後のお給仕の儀式があるのですが
線香の火を見ながら火を消さないように番人をしながら
夜な夜な私は祖母への弔辞を書きました。
お葬式当日…
私は泣くのを必死にこらえながら弔辞を読みました。
弔辞の内容は、祖母が最後伝えたかったであろう言葉を私は代弁しました。
「今までありがとうございました・・・」
それは夫(祖父)に向けての感謝の気持ちです。
祖母は心臓が弱く、ある日突然、心筋梗塞を起こし
旅行中倒れ、全身麻痺になりました。
そこからすべて介護を受け持ったのは夫(私の祖父)です。
6年間という長い月日でした。
祖父は介護の大変さ、そして妻(祖母)の気持ちをよく理解していました。
私の母親や父親は仕事で忙しいのも理解してたし
嫁(私の母親)に介護をまかせるのも酷だと感じたのでしょう
祖父が「私が妻の介護は責任もってしますので。。」
そういって病院の行き来や介護をすべて祖父が熱心に受け持ちました。
もちろん家族で介護をしましたが
私や母が手伝おうとしても祖父は私がやるから大丈夫だといいました。
全身麻痺の祖母は祖父の献身な介護のおかげで
奇跡的に麻痺がどんどん解消し、
自分自身でご飯を食べれるようになったりトイレに行けるようになったり
車いすで移動できるようになりました。
祖父は、時には厳しくリハビリを嫌がる祖母を連れ出して
一緒に歩く練習、ご飯を食べるために手でスプーンを持つ練習に積極的に付き合いました。
そのおかげか奇跡的に麻痺も下半身だけになり退院しました。
退院後のデ―サービスへの送り迎えもすべて祖父がしました。
祖父ももうこの時は80歳超えてましたから相当負担だったと思いますが
何一つ文句も言わず祖母に連れ添っていました。
当時のことを看護婦さんやお医者さんは
「ほんと愛だよね。あんな愛情こめて介護できるひとってなかなかいないよ」
そう言われるほど祖父は祖母に愛情込めて介護をしました。
そんな中、突然祖母は逝ってしまったのです。。。
私は祖母が悔いに残ってることは、夫(祖父)への感謝を言えなかったことだと感じたので
私は弔辞で祖母の祖父への感謝の気持ちを代弁したのです。
「幸夫(祖父)さん今までありがとうございました。心から感謝しています。」
そう祖父に向かって感謝の気持ちを言いました。
葬儀中泣くのをこらえていた祖父は、その時泣き崩れました。。。
祖父は、祖母を自分でみとれたことに感無量だといいました。
親戚からは、「とても感動的な弔辞だったよ。
つかさの誕生日がお葬式だったのには意味があるのよ」って
仏教には、輪廻という言葉があって
故人の意思を子孫が受け継いでいくんだから
つかさはおばあちゃんの意思をついでこれから立派に生きていくのよって
そんな時不思議なことが起こったんです。
その日はおばあちゃんが大泣きしてるかのようにどしゃ降りの嵐のような雨でした。。。
母が「つかさが生まれるまえもこんなどしゃ降りだったけど
あなたが生まれたらぴたっと止んだの。あれば17時くらいだったかしら。。。」
親戚たちが「17時になったらどしゃぶり止んだりしてね(*^-^*)」
精進落としのときにそんな話をしていたら
17時になったとたん、
どしゃ降りがぴたっと止んで快晴になりました。
親戚一同にびっくりされました。
「つかさ!そばにおばあちゃんきてくれたんだよっ!!すごいよこれは。
奇跡だよって。」
和尚さんが
「つかささん。おばあさんがそばにきてくれてますよ。
そしてずっと見守っててくれます。
あなたの幸せのために。。。」
そして和尚さんが私に、おばあさんからですって
あるものを差し出してきました。
「泣いた分だけやさしくなれます
    笑った分だけ幸せになれます」
という額入りの色紙でした。。。
おばあさんに
「私が亡くなった時に孫に渡して下さい
と生前預かっておりました。
あなたはおばあさんに愛されていて幸せですね。」
このときこらえていた涙があふれだしました。。。
いつもおばあちゃんが生前私に
幸せになりたいなら笑いなさい(*^-^*)
悲しい時は泣きなさい。そしたら優しくなれるから。。。
そう言い聞かせられました。
あれから8年目、9回忌を迎えます。。。
今朝早くお墓参りに行きました。
祖父と小さい頃のお散歩コース。
あの時と同じようにお寺でお参りし
やかんにお墓の近くの湧水がでる小川で水をくみ
お線香とお花をもってお墓に向かいました。。。
すべて祖父からの教えです。
「ご先祖様を大事にしなさい。」
水を変え、お花を生けてお墓に水をかけ
線香に火をつけお参りしましました。。。
あのときのことがよみがえり
祖父、祖母に逢いたくなりました。。。
お墓の前で1人大泣きしてきました(´Д⊂ヽ
これで少しは優しく慣れたかな。。。
私はお墓の前で泣きながら笑いました。。。
そしたら幸せになれるかな。。。
祖母から声が聞こえてきた。。。
「泣いた分だけやさしくなれます
   笑った分だけ幸せになれます」
っと…

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小平つかささんの
このお話・・・
泣けます。。。